3拍4連符をマスターする練習法

suipedian

このサイトの企画、制作、保守全般を担当。 音楽略歴:トランペット10年、ピアノ2年 音楽やってる人を応援したい。

なかなかありませんが、稀に3拍4連符というリズムが曲に出てきます。2拍3連符同様に苦手意識を持っている人もひょっとするといるかもしれませんね。

このページでは、3拍4連符の攻略法をご説明します。

3拍4連符とは?

3拍4連符とは3拍の中に4つの音を均等な長さで演奏することです。この説明は2拍3連符の記事でも書きました。

そしてこの後の流れも2拍3連とほぼ同じになりますが、3拍4連符は2拍3連符よりも簡単ですので、サクサクっと説明していきます。

リズムを書き換えて構造を理解しよう

実は3拍4連符というのはめちゃくちゃ簡単です。というのも、3拍4連というのはやってることはこれ↓なんですね。 ↑この譜例と↓この譜例は演奏すると全く同じリズムです。 普通にあるリズムをわざわざ戸惑わすような書き方をしてるんですね。 (もちろん、作曲者のこだわりや写譜の際に3拍4連符の方が書きやすい等の事情があるのかもしれません。慣れたら3拍4連の書き方の方が分かりやすいです。)

解説しますと、3拍にそれぞれ16分音符を4つずつ置くと、(3×4で)12個の16分音符が並ぶことになります。

そして、3拍の中で4つの音を均等な長さで演奏しますから、12個を4等分します。

楽譜にするとこういう↓ことです。 これが3拍4連符の正体です。

これがこう↓なって・・・。 こう↓ですね! 次の章ではこのリズムを体に染み込ませます!

アシスト拍子に合わせていざ練習!

では、リズムを理解できたところで、練習をしましょう。3拍4連は感覚でなんとな~く演奏してしまうと複数人で合わせたときにずれてしまいます。

細かい拍でアシストしながら厳密に合うように練習しましょう。

では、メトロノームを用意してください!

第一段階 16分音符だけで演奏

16分音符だけで演奏してみましょう。テンポはなんでもいいですが、余裕をもって演奏できる速さでメトロノームには16分音符を鳴らしてもらいましょう。

楽器でやってみて上手くいかなかったり、今手元に楽器がない場合は声でやるとgoodです。

通常の基礎練習でもやるような楽譜ですので、特に難しいことはないですね。

第二段階 3拍4連符に近い形で演奏

お次は3拍4連符にグッと近づいた譜例を演奏します。これ↓を見てください。


これは先ほど説明した3拍4連と同じリズムを異なる書き方をしたものというこの↓譜例 からタイを外したものです。

なぜタイを外したかというと、タイがあるところは拍を跨ぐ箇所であり、少し複雑になっているからです。

段階を踏んで3拍4連に近づけていくために単純化させました。

何度か反復練習をし、慣れたと感じたら次に進みましょう。

最終段階 3拍4連符を演奏!

先ほどはタイを外しましたが次はタイをつけます。 つまり、この↓譜例を演奏するというわけです。 タイがついている後ろの音を切らずに奏するだけなので、特段難しいことはないと思います。

自分でうまくできているかわからない場合は先輩や玄人の方に見てもらいましょう。

おわりに

3拍4連符自体は演奏機会があまりないかもしれませんが、あらゆるリズムを軽々と演奏する訓練が普段からできていると高難易度の曲に挑むときもハードルが少し下がります。

一見難しく見えるリズムでも基本的には4,8,16分音符,3連符の組み合わせで出来ているので、基礎練習の際などには自分で考えたリズムでいろんなパターンをやっておくと楽譜の初見での対応力もあがるでしょう。

これであなたもサンハクヨンレンピスト(?)の仲間入りですネ。

ありがとうございました。

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