トロンボーン奏者の知っておきたい奏者やおすすめCD、楽曲(ソロ)の紹介

ryonotori

中学・高校と吹奏楽に明け暮れていました。 今はサルサやジャズを中心に演奏したり、編曲や楽譜制作などをやっています。 たまに吹奏楽オリジナル曲を探すのも好きです。

この記事では、トロンボーン奏者ならぜひとも押さえておきたい奏者や曲について紹介します。

トロンボーンと言えばハーモニーが大きな魅力のひとつですが、トロンボーンはソロ楽器としても大活躍しています。

ぜひ音色やフレーズの歌い方などの参考にしてみましょう。

おすすめのトロンボーン奏者、グループ

ここで紹介するのは、世界の第一線で活躍するトロンボーン奏者たちです。

音色やフレーズの歌い方、テクニックなど、ぜひ参考にしてください。

クリスチャン・リンドベルイ

Ten Year Jubilee リンドベルイ:「三角形」 トロンボーンで6オクターブを吹く」現代のソロトロンボーン奏者を代表するソリストの一人です。

滑らかな音と凄まじいテクニックで有名です。現代音楽も多く演奏、録音しています。

テクニックはもちろん、歌心にも要注目です。

ジョセフ・アレッシ

Joseph Alessi Principal Tromboneニューヨーク・フィルハーモニックの主席トロンボーン奏者です。

大音量、かつ太く温かい音色が魅力的です。 ソリストとしての活動も盛んに行い、世界中で演奏をしています。

また、自身のwebサイトでレッスン動画等を公開しています。

イアン・バウスフィールド

メモリーズ&ドリームズ-トロンボーン小品集ロンドン・シンフォニーオーケストラやウィーン・フィルハーモニックオーケストラ、ウィーン国立歌劇場の主席奏者を歴任しました。

特にウィーンフィル、ウィーン国立歌劇場の主席はイギリス人史上初とのことです。

オーケストラでの演奏はもちろん、小編成での演奏も魅力的です。

ミシェル・ベッケ

オクトボーンII Hybrid SACDフランスを代表するトロンボーン奏者の一人です。十代の時にさまざまな国際コンクールで入賞しました。

パリ・トロンボーン四重奏団やアンサンブル・オクトボーンでの活動が有名です。

オーケストラの奏者とはまた方向性の違う、甘くまろやかな音色が特徴です。

ブラニミール・スローカー

Concert CDスロベニア出身のトロンボーン奏者です。

スローカー・トロンボーン四重奏団を長年率いています。

また、バイエルン放送交響楽団にも在籍しました。 太く力強い音色が特徴です。特に、強く演奏した際の音の輝きは格別です。

おすすめの楽曲

トロンボーンは吹奏楽では脇役に回ることも多いです。しかし、中にはトロンボーンが主役になる曲もあります。

特にソロ曲は難易度が高いですが、ぜひ演奏してみてください。

76本のトロンボーン(M. ウィルソン作曲)

元々はミュージカル『ミュージック・マン』に登場する曲です。

題名通りトロンボーンが大活躍する、にぎやかなマーチです。 トロンボーンの醍醐味のひとつであるハーモニーを、存分に楽しめます。

トロンボーン協奏曲(F. ダヴィット作曲)

トロンボーンの協奏曲を代表する曲です。

吹奏楽ではあまり馴染みがないかもしれませんが、プロのオーケストラではトロンボーン奏者の入団試験に使われることがあるようです。

ダヴィッド: コンチェルティーノ 変ホ長調 Op.4/ツィマーマン社/ピアノ伴奏付トロンボーン・ソロ特にクラシック方面を目指す方は、ぜひ押さえておきましょう。

曲は3楽章構成です。
情感たっぷりのメロディーが印象的ですが、高度なテクニックが求められます。

まさにトロンボーン奏者の腕試しと言える曲です。

ちなみにピアノ伴奏版の楽譜もあります。

トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲(N. リムスキー=コルサコフ作曲)

交響組曲「シェヘラザード」などで有名な作曲家が書いた曲です。

ロシア海軍の軍楽隊のために作曲されました。

力強い曲調の中で、トロンボーンの音色の美しさが最大限活かされています。 激しい表現が求められたり、マーチ風の箇所があったりと、多彩な曲です。

また、最後のカデンツァ(無伴奏のソロ 動画の7:42~)は腕の見せ所です。

ボレロ(M. ラヴェル作曲)

テレビ番組などでもよく使われる有名なメロディーが、楽器を替えながら繰り返される曲です。

中盤(動画では7分30秒あたりから)にトロンボーンが登場します。 長い休みの後に高音域が続くことなどから、トロンボーンの鬼門とも言われています。

興味のある方はぜひ挑戦してみましょう。

ドラゴンの年 第2楽章(P. スパーク作曲、イギリス式ブラスバンド版)

元々はイギリス式ブラスバンド編成のための曲ですが、吹奏楽でもよく演奏されています。

第2楽章に長いソロパートがあります。

イギリス式ブラスバンド版では、このソロをトロンボーンが担当します。 1,3楽章が非常に激しい曲ですが、その間にある甘く柔らかいソロが良いアクセントになっています。

おわりに

上達のためには、理想の音のイメージを持っておくことが大事です。

理想の音のイメージは、良い曲や演奏にたくさん触れる中で作られていきます。

今回紹介した奏者や曲に限らず、いろいろ調べてみてください。 自分の好みにぴったりの発見があるかもしれません。

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中学・高校と吹奏楽に明け暮れていました。 今はサルサやジャズを中心に演奏したり、編曲や楽譜制作などをやっています。 たまに吹奏楽オリジナル曲を探すのも好きです。

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