サックスのオススメ教則本
あどるふ
サックス吹きとして学生のころより約15年となりました。今でも音楽はいつもそばにある日常として楽しくアマチュア活動中♪音楽業界に従事。
サックス奏者のみなさま、教則本はお持ちですか?
教則本は毎年のように新しいものが発売しています。そのためその中から選ぶのはものすごく大変です。そこで今回はオススメの教則本を紹介したいと思います。初心者から上級まで分けています。
ぜひ参考にしてください。
初心者編
まずはサックスを触るのも吹くのも初めてという初心者向けの教則本です。
練習方法だけでなくサックスの基礎知識や取り扱い方法などから記載されているため、まずはここから始めるといいでしょう。
うまくなろう!サクソフォーン 著:須川展也
うまくなろう!サクソフォーン (Band Journal Book)本当にサックスを始めたばかりの方におすすめする教則本として1つ目にご案内するのは須川展也氏のこの本です。
昔から愛用者が多く、サックスを始めて間もない方には練習方法や基本テクニックまで書かれているため、十分に活用いただけます。
他の教則本で行き詰まったり確認をしたいときなどにも有効となるため、手元にあると安心の1冊です。
いちばんやさしいサクソフォーンレッスン (キミのはじめての音をつくる本) 著:小串俊寿
いちばんやさしいサクソフォーンレッスン (キミのはじめての音をつくる本)東京音楽大学教授、昭和音楽大学客員教授を勤める小串俊寿氏が執筆された1冊です。
サックスの基礎知識から始まり運指・楽譜の読み方や腹式呼吸など、本当にはじめての人でも分かりやすいように構成されています。
最後にはそこまでの練習を踏まえての楽曲として「ラヴァース・コンチェルト」や「ムーン・リバー」などの楽譜もありしっかり学ぶことができます。
DVD&CDでよくわかる! はじめてのアルト・サックス (DVD付、CD付) 監:緑川英徳
DVD&CDでよくわかる! はじめてのアルト・サックス (DVD付、CD付) (サックス&ブラス・マガジン)CD付きの教則本はよくあるかと思いますが、こちらはなんとDVDが付いてきます。
音だけでなく映像でも、正しい楽器の吹き方や自分のやり方の違いを確認できるのはとても助かります。その映像も手元のアップなど本当に見たい部分をクローズアップしてくれています。
後半は練習曲も付いているためこの1冊で曲が吹けるところまでしっかり上達を目指せます。
初心者向けの教則本ということで楽器の取り扱い方法や基礎練習が主な内容になります。
ここでしっかり楽器の取り扱いと音の出し方を身につけてください。初心者向けとはいえここで学ぶ基礎練習は上達をしても続ける内容がたくさんあります。しっかり学びましょう。
初級者編
サックスに慣れたくらいから、さらに深めていってほしい練習はスケール(=音階練習)です。
それ以外は初心者の教則本で、ある程度の知識と練習方法が記載されているため、基本的にはその練習内容の精度を高めていくことになります。
すぐに役立つサクソフォーン・スケール 著:川口 力
すぐに役立つ サクソフォーンスケール一般的なスケールの教則本は長く使えるように内容を詰め込んだものが多い中で、こちらは内容を厳選してより分かりやすくなっています。
著者の川口 力氏はアマチュアから音大受験生、アンサンブルまで様々なレッスン指導を行っており、その中で培った経験を元に初級者にも分かりやすい教則本としてこの本を仕上げています。
内容を盛り込み過ぎずに使いやすさを追求しているのが大きな特長です。
初級で取り上げた教則本は1冊のみですが、スケールはとても奥が深く長期間取り組む練習方法です。しっかり取り組めばこの1冊でもなかなか大変です。めげずに頑張ってください。
中級者・上級者編
ここから中級者・上級者への教則本です。
内容も難しくなってきますが、音符を追いかけて指をさらうだけの練習にならないように注意してください。求められるのは表現力や理解力です。
サクソフォーンのためのトレーニングブック 著:須川展也
サクソフォーンのためのトレーニングブック基本的に音楽大学で指導をされているプレイヤーが書かれる教則本はそのまま授業で使用できるような内容で書かれていることが多いです。この教則本もその1つです。
12の各音階でスケールやアルペジオを行いながら、その音階について理解を進める教則本と言えます。
各練習内容に含まれる重視するべき要素を見極めて取り組んでみてください。
ラクール 50のやさしく段階的な練習曲 著:雲井雅人
ラクール:50のやさしく段階的な練習曲 LACOUR 50 études faciles et progressives56曲にも渡る雲井雅人氏のCD付きの教則本です。
雲井雅人氏は各プレイヤーに適した吹き方をして欲しいと考える部分がありますので、CDを聴きながらどのような吹き方でその演奏ができるのかを考えながら練習してみてください。
曲数が多く、難易度としても易しい~難しいまで幅広くカバーしているため非常に長い付き合いになる教則本です。
クローゼ: サクソフォンのための日課練習曲 編:ミュール/出版社:Leduc
クローゼ: サクソフォンのための日課練習曲/ミュール編/ルデュック社ラクールとあわせて有名なクローゼのエチュードです。
プロの先生のレッスンにも使用されることが多いです。隙間なく音符がならんでいるため練習曲としてメトロノームとあわせてじっくり付き合ってください。「日課」と書いているように毎日行っていくことで、気付かないうちに上達していきます。
輸入品のため同じクローゼの楽譜でも出版社によって内容が若干違います。
サクソフォン ハイトーン サクソフォン奏者のための高音奏法 第2版 著:ユージン・ルソー/出版社:Etoile Music
サックスの演奏を突き詰めていくと立ちはだかるフラジオ奏法。これはそんなフラジオ奏法のための教則本です。
著者はアメリカを代表するサックス奏者であり、インディアナ大学の音楽教授を務めるユージン・ルソー氏です。フラジオ奏法は、セッティング・吹き方・楽器の個体などで適した運指が異なってくるため、この本では複数の運指が記載されています。
フラジオ奏法という一朝一夕では身につかない高等テクニックを、音を出すところから演奏に使用できる状態までしっかりと使えるこの教則本はおススメです。
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中級者・上級者向けになると有名大学の教授が書いた物が多くなり、実際レッスンで使われることもあります。
上級者の人は、教則本だけで終わらずレッスンも併用してこそ更なる成長ができる部分もあるため、次のステップとしてレッスンを受けてみるのもいいかと思います。
まとめ
今回は長年使用されている実績があるものを中心にご紹介していますので、比較的長く愛用できるものが多いと思います。
教則本は著者の考えを元に構成しているためこれが正しい教則本という規定はありません。そのため1冊1冊が製作者の特色や重点を置いているポイントが少しずつ違ってきます。
もし今回ご紹介した中にぴったり合うものがない場合は違う著者で探してみてください。そして、自身にぴったりの教則本があった方はしっかりとご活用していただければと思います。
ぜひ隅々まで参考にして更なる上達を目指してください。
あどるふ
サックス吹きとして学生のころより約15年となりました。今でも音楽はいつもそばにある日常として楽しくアマチュア活動中♪音楽業界に従事。
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