サックス奏者の知っておきたい奏者やおすすめCD、楽曲(ソロ)の紹介

あどるふ

サックス吹きとして学生のころより約15年となりました。今でも音楽はいつもそばにある日常として楽しくアマチュア活動中♪音楽業界に従事。

アドルフ・サックスにより発明されて約170年が経ち、世界中でたくさんの人に演奏されているサックス。そのプロプレイヤーや楽曲をどのくらいご存知ですか?

今回は世界で活躍をするプロプレイヤーとサックスの楽曲をほんの少しですがご紹介させていただきます。ぜひご覧ください。

国内プレイヤー

まずは国内プレイヤーから紹介していきます。国内といっても海外的にも名前を知られ活躍をしている人ばかりです。

須川展也

日本のみならず世界で活躍をするサックスプレイヤーです。サックスをやっていれば必ずと言っていいほど耳にすることがあり、今では年間100公演近いコンサートを行っています。

そしてマスタークラスと呼ばれる上級者向けの講習会なども行い、演奏だけにとどまらず後進の育成にも力を入れています。

おススメCD:「美しい夕暮れ ~バラード・セレクション ~」

美しい夕暮れ ~バラード・セレクション ~しっとりバラードのCDです。

この中でも「追憶のテーマ」はとてもメロディーが美しく、そのメロディーを奏でる須川氏の音色は見事の一言です。

ぜひ聞いてみてください。

田中靖人

現在東京佼成ウインドオーケストラのコンサートマスターを務めるサックスプレイヤーです。

先ほどの須川展也氏らとともにアンサンブルユニット「トルヴェールクワルテット」にもバリトンサックスとして参加をしているため、アルトサックスだけでなくバリトンサックスにも定評があります。

おススメCD:「ガーシュイン・カクテル」

ガーシュイン・カクテルこのCDはジョージ・ガーシュインの楽曲をアレンジし、メドレーとして仕上げた楽曲で構成されています。

メインのアルトサックスに加え、途中からはバリトンサックスの演奏も入っておりとても楽しめる仕上がりです。

本田雅人

ジャズ・フュージョンにおいて<ハイパーサックスプレイヤー>と呼ばれるほどの卓越したテクニックを持つサックスプレイヤーです。

そのテクニックを見込まれ加入したフュージョンバンド「T-SQUARE」の2代目サックス兼ウインドシンセサイザー奏者として有名になり、脱退後もソロからバンドを含めさまざまな形態で演奏活動を続けています。自身で作曲まで行っています。

おススメCD:「NEW-S」T-SQUARE

NEW-ST-SQUARE時代の1枚となりますが本田雅人代表作の「MEGALITH」が収録されています。

ただただかっこいいメロディーと切れのある演奏がすごい曲です。

矢野 沙織

ジャズサックスプレイヤーとして14歳の頃より自ら演奏場所を探しライブ活動を始めていました。中学卒業後はアメリカへ活動の場を移し、さまざまな海外プレーヤーと共演、高評価を受けています。

実はTBSの報道番組「報道ステーション」のテーマ曲を演奏していたのは彼女です。

おススメCD:「BEBOP AT THE SAVOY」

BEBOP AT THE SAVOYスッと耳に入っていく、とても雰囲気たっぷりのモダンジャズです。

50年代の日常感、古きよきアメリカンジャズの楽曲ばかりなのでBGMとして流しても自然と聞ける楽曲と演奏です。

渡辺貞夫

世界のナベサダと呼ばれ、音楽をやっていなくても知っている人がいるほどのベテランプレイヤーであり、演奏するジャズには渋みがあります。

60年以上の活動暦の中でサックス演奏に留まらず講演会など、音楽を通してさまざまな活動を行なっています。世界の音楽を聞き、そして感じ自分の演奏に取り込むことで非常に多彩な音を奏でます。

2005年の愛知万博では音楽プロデューサーも務め勲章も受勲しています。

おススメCD:「My Dear Life」

マイ・ディア・ライフ~音楽生活50周年記念ベスト CD50周年を記念してのベストアルバムです。

78年からの往年のヒット曲を網羅しています。1曲目のこのアルバム用の書き下ろし曲「TaxiBlues」からキャッチーなフレーズと演奏に聞き入ってしまいます。

海外プレイヤー

ジャン=イヴ・フルモー

クラシックサックスの第一人者としても知られるサックスプレイヤーです。

セルジー・ボントワーズ国立音楽学校教授としての指導の傍ら、世界で演奏活動やマスタークラスでの講習を行っており日本国内でも開催されています。その洗礼された音色とテクニックは人を惹きつけます。

おススメCD:「プロヴァンスの風景」

プロヴァンスの風景フルモーの若い頃の演奏ですが、当時からその卓越した演奏テクニックは健在です。

来日時に録音されたクラシックの名曲「プロヴァンスの風景」は聞く者を魅了するには十分な演奏です。

ファブリス・モレッティ

世界の楽団との競演を続けるベルリオーズ音楽院教授です。クランポン社のサックスのカタログで見たことがある人も多いかと思います。

世界のコンクールにて入賞しているその確かなテクニックと艶のある豊かな音色は多くの人が憧れます。

おススメCD:「Ballade Romantique」

2015年に発売したこのCDはなんと日本で録音されています。伴奏をつとめる日本人の服部 真理子さんはモレッティとは何度も共演しています。そんな二人が奏でるフランス珠玉のサクソフォーン曲は必見です。

CDはこちら

デイヴィッド・サンボーン

往年のジャズファンなら知らない人はいないアメリカでグラミー賞も受賞している実力派ジャズサックスプレイヤーです。

ジャズでありながらしっとり歌うような演奏が持ち味であり名前を知らなくても知らずに演奏をきいたことがあるかと思います。90年代にはジョージアのCMで演奏をしています。

おススメCD:「Straight To The Heart」

ストレイト・トゥ・ザ・ハート(ライヴ!) Limited Editionサンボーンの艶のあるセクシーな音色を堪能できるCDです。

大分古いCDですが、現在高齢になるサンボーンの若き時代の演奏です。

おススメソロ曲

ここからはサックスオススメのソロ楽曲を紹介します。

展覧会の絵より「古城」管弦楽版

ソロは1:20あたりから

ムソルグスキーが作曲したピアノ組曲をラヴェルが管弦楽へ編曲をしたものですが、その中で唯一のサックスソロ曲がこの「古城」です。

非常に厳かな雰囲気を持った曲で旋律も非常に美しく、クラシックの名曲と知られています。また伴奏も静かなためサックスを聞かせる曲としてオススメです。

クレストン: 「サクソフォン・ソナタ Op.19」

ソナタということでサックスソロ曲としてはとても知られたクラシック曲です。

難しい曲ではありますがソロ曲としてプロや音大生にも吹かれるためしっかり吹きこなせることができるのであれば、あなたは間違いなく上級者です。

「Fly Me to the Moon」

saxが入るのは0:18から

有名なジャズのスタンダードナンバーです。ジャズを知らない人でもこの曲は知っている人も多いはずです。

さまざまなアレンジがありますが、メロディは簡単なため初心者にもおススメです。曲自体も短いため、持ち曲にもぴったりです。

名探偵コナン「メインテーマ」

今や知らない人はいないコンテンツとなった名探偵コナンですが、初期から使用されているメインテーマはサックスで演奏されており非常にカッコいい曲です。

今現在でもアニメで頻繁に使用されているためこの曲が吹けると人気間違いなしです。

おわりに

数多くのプレイヤーの中のほんの一部ですが、いかがでしたか?

最近はSNS等もあり若手のプレイヤーも活動の場が広がっているように感じます。気付いたら新たに有名となったプレイヤーが増えていることも多いため、これからもどんどん若手による新しい旋律を聞く機会は増えていくことは間違いないと思います。

そしてそれは楽曲にもいえることでクラシックやジャズなどの昔からある曲だけでなく、現代曲やPOPSに加え最近はコマーシャルのフレーズを吹く人もいます。

今後も無限に増えていく楽曲の中で自分のお気に入りをぜひ見つけてチャレンジしてください。

あどるふ

サックス吹きとして学生のころより約15年となりました。今でも音楽はいつもそばにある日常として楽しくアマチュア活動中♪音楽業界に従事。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント:0件

関連のある記事関連うすい記事も。

コメント (0件)感想、指摘系はここに。相談は掲示板に。

お名前
メッセージ
~ ここに「#sample」が存在した場合の処理を記述 ~