令和になったんだし、吹奏楽の次世代の合奏スタイルを考えよう

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このサイトの企画、制作、保守全般を担当。 音楽略歴:トランペット10年、ピアノ2年 音楽やってる人を応援したい。

こんにちは(^_^)/

令和時代になりましたね。

私は楽器を吹かなくなって6年ほどが経ちます。トランペットはおよそ10年の経験があり、今でも吹奏楽はよく聴きます。

そして個人練習も舞台に立つ本番も大好きですが、合奏の練習があまり好きではありません。

アンサンブルだけをするのもいいのですが、なかなかそういう小さなコミュニティに入るor作るのは体力を使うので、結局プレイヤーとしての活動からは離れることになりました。

というわけで、この記事では合奏練習があまり好きではない理由と併せて、次世代型の合奏スタイルを考えてみよう!令和になったんだし!(後付け)

合奏が好きじゃない理由とその打開策

合奏の時間って吹奏楽経験者の方なら分かると思いますが、基本的には以下に説明するような感じです。

1.みんなで曲を通す

「通す」っていうのは最初から最後まで演奏することです。

2.指揮者が気になるところを取り出してパートやセクション単位で演奏させる

1曲通しが終わったら気になったところを指揮者が順番に見ていきます。通常、指摘→吹かせる→また指摘→また吹かせる→何度か繰り返し・・・みたいな感じです。

ここで言われたことを個人練習やパート練習の時間にさらっておくという合奏後の流れ。

3.キリのいいところで全員でまた演奏する

2.のステップで気になるところを潰したら曲を一度全員で演奏してみて曲を進めます。通しではありません。一部です。

4. 2.,3.を繰り返す

上記の2と3の手順を繰り返します。

5.最後に全員で通して終わり

最後に通して終わりです。もちろん時間やその場に居合わせてた人数の制約でまだまだ確認できていないフレーズ、パッセージはたくさんあるので本番までに何度も合奏の時間をとってクオリティを上げていく、という感じですね。


もっといろんなパターンもあるとは思いますが、私が中学、高校、大学、一般で経験してきた合奏はこんな感じです。

で、これのなにが問題かと言いますと、合奏中は吹いてない時間が長いんですよね。そのことを私は「とても暇だ」と感じてしまいます。

上記で言うところのステップ2です。他パートの練習に焦点が当たってるとき、自分は吹かずにその様子を眺めてる感じです。

高校のときなんかは一つのパートが1~2時間つかまる、ということがままありました。

※つかまる、とは合奏中に指揮者に指定されその場で何度も練習させられること。周りのパートはなにもせずじっとしてる。

ただ、大人の一般バンドにいたとき「合奏中、吹いてないときは暇ですよね」という話を同パートの男性の方に話したときはとても信じられないというような顔をされました(*´Д`)

なので感じ方は人それぞれなのだと思います。他パートの練習の様子を見てるのが勉強になる、と思う人もいるでしょうし。

一般バンドの場合は自分の番ではないときにスマホをいじる程度なら割と自由で、SNSに上げる用のパート写真を撮っちゃうツワモノもいました。(これもバンドのカラーやその場の雰囲気に左右されますね)

過去に出会ってきた指揮者の中にはとにかく素早く指示を出し、できるだけ空間に音がない時間を作らないという気概を感じさせる方もいました。

合奏をどれほど濃度の濃い時間にするかは指揮者にかかっているとも言えますね。

次世代の練習スタイルの提案

なんであれ、次から次へと指示を出してスピーディーな合奏を毎度できる指揮者の方は多くはないでしょうから、奏者側の自由度を広げてもう少しのびのびと合奏ができたらなあと思う昨今です。

こういうのを取り入れたらどうだろうか、という思いつき提案を発表していきます。

スマホを解禁する

これ、気持ち的には中高生を対象にしています。

部活動の時間はスマホは触らないって言うルールを設けている部活はたくさんあると思います。それはそれで部活の時間は部活モードで取り組むという趣旨が見え、またそのおかげで上がる成果・実績もたくさんあるだろうと思います。

ただ、そんなに律してやった果てに何があるのよ、とも思うんです。野球部だって夏の甲子園すごい頑張りますけど、近年は投球制限の議論が活発です。

目的が曖昧なルールは理不尽への耐性をつけることに加担するように思います。部活動なんて社畜養成機関みたいな捉え方もできるわけで。

例えば「部活動を辞めたい・・・」という悩みを持つ方は常に一定数います。

ですが、周りが「ここで辞めたら何をやっても続かないよ」とか「弱音を吐くな、もっと強くなれ」みたいな見当違いなアドバイスをすると当人の意識はそういう方に引っ張られていくんですよね。

そしてそれは時を超え形を変え本人を苦しめます。人生通して。

なので、部活動中もスマホ触るくらいはアリにしませんか。合奏中だけに限定したら一応目の届く範囲に抑えられますし、「スマホ触って全然練習してないじゃないか」ということもありません。

もちろん、スマホが原因で楽器を構えるのが遅れるのはダメです。

今や生活にスマホは欠かせないんですから、スマホを切り離すというアプローチも否定はしませんが、上手に味方につけるようなやり方もアリでは、と思います。

内職解禁

スマホに限定せずとも内職解禁というのでどうでしょうか。

中高生であったら勉強ができるでしょう。暗記物や参考書を読むというのができると思います。

大人の場合も読書とかちょっと隣の人とおしゃべりくらいはいいですよね。

まああんまり好き勝手やるとその場の秩序が保たれないという問題が出てくるので、要は匙加減が重要なんだと思います。

手話で口頭と同時に別指示を出す

これは奏者側の自由度というよりはバンド全体の取り組みみたいなもので、上記のものとは異なるアプローチです。

ずーっと前から思ってるんですけど、吹奏楽は音を扱うのでその間意思を伝えることができません。

しかし、なにかしらの手段で演奏中でも(なんなら本番でも)リアルタイムで意思伝達手段があった方がいいと思うんですよ。

その方が不足の事態への対応力も上がるでしょうし距離が離れてても周りがうるさくても相手を視認さえできたら意思疎通ができます。

そこで登場するのが手話です。

主に聴覚に障害のある方が使うものです。たまに歌詞を手話でやるという演出で使うバンドもありますね。"世界に一つだけの花"とか"風になりたい"とか。

手話を全員が習うという必要がありますね。費用対効果がとても気になるところです(●´ω`●)

合奏に限らず活動の仕分けをしては

合奏に限らないでクラブ活動の中にある無駄を仕分けする、というのもオススメしたいですね。

「学校」という箱には謎ルールもとい校則というものがあり、長年多くの人が疑問を抱いていたりするものです。

部活動でも「このルールはいったい何のためにあるの?」「よくよく考えたら無駄じゃない?」「どうせ前時代の名残でしょ?」というものがあるかもしれません。

せっかく令和時代を迎えたんですし、デトックスをして古くなったものは排出していきましょう。

今ある常識や決まりごとにとらわれない前衛的な取り組みを試してみたいですね。

おわりに

ちょっと過激気味な提案もありましたが、私が高校の頃は「軍隊でも作りたいの?」ってくらい怒号が飛んだり規律が厳しかったりしたものですので、もう少しゆるふわな雰囲気の中で活動できてもいいんじゃない?と思うんです。

だいたい心に余裕があった方がいい音が出せますしね。

結構、前時代の遺物が残り続けてるっていうことあると思います。くどいですが、時代も平成から令和になりましたし、新しい取り組みや過去の取り組みの廃止を検討する機会をもってみてはどうでしょうか。

ありがとうございました。

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