【退場曲編】入学式の演奏曲、選曲傾向を分析してみた【吹奏楽部】

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学校の入学式で演奏される入場曲についてこちらの記事で紹介しました。

このページでは退場曲について紹介しますね。入場曲編同様に、アンケートをとりました。

退場をする頃には入学式の堅苦しいプログラムが全ておわり、後は退場するのみです!・・・というわけでポップな選曲が目立ちました。

是非、参考にしてみてください。いってみよーっ。

選曲傾向

退場曲も入場曲と同時にアンケートをとりました。

選曲傾向は入場曲編とかなり似ていました。

  • クラシック・吹奏楽曲
  • 行進曲
  • ポップ音楽

それぞれの解説は入場曲編を見てみてください。

どれを選ぶかで結構学校やバンドのカラーが分かれますね。新入生たちやその保護者の方が感じる印象も大きく変わってきます。

入場曲の締めをどんな彩にしたいかを考えながら、選曲の前にまずは方向性を決められるといいと思います。

実際の選曲【クラシック・吹奏楽】

では、過去に吹奏楽部員だった方が実際に退場曲として演奏された曲も聴いてみましょう。

威風堂々

誰もが一度は聞いたことのある曲ですね。イギリスの作曲家エドワード・エルガーの作曲した行進曲です。耳なじみも良く、曲のタイトル通り威厳と格式高さに溢れていますね。

入場曲編でもご紹介しましたので、どちらでも使えそうです。

フラッシング・ウィンズ

J.ヴァン=デル=ロースト作曲のオープニングにふさわしい楽曲です。実際コンサートで1曲目に披露する団体もありますね。

冒頭の輝かしいファンファーレから始まり中間部は木管楽器の滑らかで美しい旋律が現れます。途中には変拍子があり、クレシェンドやディミヌエンドで音楽を立体的に見せる構成のため、楽譜上は簡単に見えてもいざ演奏すると思いの外手こずるという難しさがあります。

でも練習時間に余裕があるなら是非オススメです♪退場の雰囲気にもマッチするでしょう。

情熱大陸

こちらも非常に有名な曲ですね。葉加瀬太郎さんの情熱大陸です。TBS系列局で放送されている人間密着ドキュメンタリー番組に使われている曲ですね。

とてもキャッチ―で情熱的なメロディはいつまでも聴いていたくなります。

ここ↑で紹介しているもの以外にも吹奏楽編曲のパターンがいくつかあるので、もしもやられる場合は探してみてください。

オーメンズ・オブ・ラブ

T-SQUARE(ティー・スクェア)が1985年6月21日にリリースしたシングルです。吹奏楽の世界でもとても有名ですが、それは真島俊夫氏による吹奏楽アレンジがあったからです。

壮大なファンファーレの後は爽やかで軽快なメロディが続きます。これからの楽しい学校生活を想起させるにはもってこいでしょう。会場で聴き続ける親御さんたちにも飽きがこなくていいです。

宝島

こちらも吹奏楽の世界ではとても有名な曲です。もちろん初めて聴く人にもキャッチ―なメロディですので、幅広い年齢層を相手にする場合には最適の曲です。

オーメンズ・オブ・ラブと同様に真島俊夫氏による曲ですが、こちらは編曲ではなく真島氏のオリジナルです。

サックスが目立ちがちですが、式のことを考えるとおとなしめな編曲でやった方がいいかもしれません。個人の技術を見せつける場ではないので(^_-)-☆

ロッキーのテーマ

「こういう選曲もあるのね」って印象です。映画「ロッキー」のテーマですね。これからの展開に胸躍らせるような旋律です。

ただなんでしょう。。戦いに赴く、という色合いが濃いですね(笑)少し変化球めなチョイスでとても良いと思います。

これ、曲を聴き進めると中間のトランペットどうすんねんって・・・。


まずは【クラシック・吹奏楽】編でした。やはり王道どころが並びました。どれをとっても間違いなしでしょう。緊張の入学式を終えて退場する新入生の心情にそっと寄り添えること請け合いです。

実際の選曲【行進曲】

ラデッキー行進曲

定番中の定番、ラデツキー行進曲はヨハン・シュトラウス1世の作曲です。どこかで聴いたことのあるメロディは退場に花を添えるのにピッタリでしょう。

星条旗よ永遠なれ

アメリカの作曲家ジョン・フィリップ・スーザによる作曲、星条旗よ永遠なれです。

こちらもメチャクチャ有名ですね。個人的には運動会や体育祭の印象の方が強いですが、行進するという意味では場所を選ぶことはありません。

吹奏楽をやっているなら一度は吹いてほしい曲です。調べてみると1987年12月にアメリカ合衆国の「国の公式行進曲」(National March)に制定されたんですね。

ワシントンポスト

こちらもスーザによる行進曲です。分かりやすいメロディでとてもいいですね。

ボギー大佐オンパレード

K. J. アルフォード作曲のボギー大佐です。「サル♪ゴリラ♪チンパンジー♪」でおなじみの曲ですね。

カタロニアの栄光

間宮芳生による1990年度の吹奏楽コンクール課題曲です。これ、アンケートにあった曲ですが、きっと書かれた方の年代的にこの曲をされたのかなと思います。

この曲はトリオに入ったところのバグパイプを思わせる音色・旋律が最高ですね。哀愁と情緒深さを感じさせてくれます。

課題曲のマーチからもってくる、というのも一つの手ですね。ここまで紡がれてきたたくさんの行進曲がありますので、一度いろいろ聴き漁ってみるのも良いでしょう。

祝典行進曲

1959年に團伊玖磨によって作曲された行進曲です。メロディに親しみやすさだけでなく格調高さもありタイトル通り「祝典の場」にはこれ以上の曲があろうかというほどに適切です。

さんぽ(となりのトトロ)

となりのトトロで流れています「さんぽ」です。イントロから終わりまでここまで紹介した行進曲と比べると「かわいさ」のようなものがあるので、やるとしても中学生まででしょうか・・・(私見です)

メロディの親しみやすさや誰でも知っているという点ではピカイチの1曲です。

こういう柔らかい雰囲気の選曲もありますよ、というところで参考にしてみてください。

ハイ・ホー(白雪姫)

こちらも少し可愛めの選曲です。ジブリにせよディズニーにせよみんなが大好きなものを取り入れるというのはとてもいいチョイスです。

心がほぐれますし、いい思い出になるでしょう。


【行進曲】編をお送りしました。定番の行進曲から荘厳な雰囲気を演出するもの、可愛さを織り交ぜリラックスを促すものまで様々でしたね。

どれをとっても入学式を良い形で締めることができるでしょう。新入生の新しい生活の始まりを華やかにする演奏を心がけたいですね。

実際の選曲【ポップ音楽】

スカイ・ハイ

イギリスのポップ・ミュージック・グループ、ジグソーが1975年にリリースしたシングルです。イントロを聴いた時点で「あ~、この曲ね!」となった方も多いでしょう。

ただこれ、調べてみると失恋の曲なんですね汗。メロディはすごくいいんだけど。。ま、吹奏楽だったら歌詞はないし(というかどうせ英語だし)全然問題ないでしょう!

空も飛べるはず

スピッツの「空も飛べるはず」です。今時の中高生たちって「スピッツ」と聞いてピンとくるんでしょうか・・・(;´Д`)

そばかす

JUDY&MARYの「そばかす」です。今時の中高生たちって「JUDY&MARY」と聞いてピンとくるんでしょうか・・・(''ω'')

青春の輝き

カーペンターズの「青春の輝き」です。今時の中高生たちって「カーペンターズ」と聞いて(ry

明日への扉

I WiSHのデビューシングルで、フジテレビ系の人気番組「あいのり」の主題歌として一時期流れていました。

ところで「あいのり」って今時の中高生たちは分かります・・・?

コパカパーナ

ニューヨークにあるナイトクラブを舞台にしたバリー・マニロウの楽曲です。この曲は聴いたことある、やったことあるという人もいるんじゃないでしょうか。

嵐のメドレー

嵐のメドレーです。いくつか編曲の楽譜があるようですので、いろいろ聴いて選んでみるか、個別にM8やウインズスコアなりで探してつなげるのもありでしょう。


最後に【ポップ音楽】編をお送りしました。サラーっと見てみても分かると思うんですが、時代を反映していますね。

昔と違って「流行の曲を選ぶ」というのは難しくなったと感じています。なぜなら「流行」の対象が「全世代」ではなくなったからです。昔は娯楽や情報源の中心がテレビでしたが今はネット環境の発達で好きなものは自分でとりに行く時代になりました。

なので、選曲にはご注意ください!主役の新入生たちはもちろんのことその場にいる全員が楽しめますように!

選曲のポイント

ここまで大きく分けて3つの傾向に大別されることを紹介しました。

それぞれの大きな違いは聴き手に伝わる/聴き手が感じる雰囲気でしょう。選曲次第で会場全体のカラーが全く変わってきますし、何カ月、何年と経って思い返すときも音楽次第で印象がグッと違ってきます。

あなたの学校のカラーを考えたり、新入生たちにどんな思いで入学式の始まりと終わりの緊張に寄り添ってあげたいか、また花を添えたいかという視点で考えるとある程度の一貫性も出てくるのではないでしょうか。

主役は新入生たちですが音楽を聴くのは在校生や保護者、先生、来賓の方々など年齢も嗜好も様々な人たちです。

既に毎年恒例の伝統があったり、顧問の先生の強いこだわりがあったり、自由な選曲をするにあたっての障壁となるものがあるかもしれませんが、個人の嗜好ではなく「誰のためのイベントなのか」ということを考えて選ぶようにしましょう。

おわりに

入学式の入退場時の音楽は会場の雰囲気や印象を大きく握るにもかかわらず、その選曲が吹奏楽部に一任されていることは冷静に考えると学校側の度量の大きさや吹奏楽部への信頼度の高さがうかがえるものだと思います。

(ただ単にこだわりがない/自分たちで選ぶのが面倒・・・というだけかもしれませんが)

入学式は一年に一度で、吹奏楽部の皆さんにとってはコンサートやコンクールと比べると規模も練習量も劣る本番ですが、新入生やその親御さんにとってはとてもとても大切なイベントです。

いい思い出になるように、ふさわしい選曲、素晴らしい演奏をしてあげてください。

ありがとうございました。

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