フルートのオススメ教則本

ゆっふぃー

某音大卒業のフルート吹きです。普段は小さな会場で演奏活動を行ったり、教えたり、コンテンツ制作のお手伝いをしたりしています。 漫画が好きでほぼ毎日読んでいます。 使用楽器はムラマツの14k Gold(9k mech.) SRです。

現在、フルートの教則本はたくさん出版されています。

どんな教則本がためになるのか、また今の自分のレベルに合ったものはあるのか、など疑問を持った方もたくさんいるのではないでしょうか。

そこで今回はレベル別にそれぞれオススメの教則本をご紹介したいと思います。

フルートを独学で上手くなりたい方には必見です!

初心者向け

ついこの間楽器を始めたばかり、という方におすすめの教則本です。

◆フルートをはじめよう/ヤマハムックシリーズ

フルートをはじめよう/ヤマハムックシリーズ写真付きでわかりやすいのはもちろん、DVDまで付いているので独学で始めたい方にはぴったりの一冊です。 組み立て方から持ち方、音の出し方まで丁寧に記されています。

日々の練習メニューも載っているため、こつこつと続けられそうです。

また、収録されている曲も馴染みやすいクラシックばかりなので、教本の最後まで進められたらフルートが楽しくなること間違いなしです。

◆初心者のフルート基礎教本/自由現代社

初心者のフルート基礎教本/自由現代社こちらも組み立て方や持ち方などの土台となる基礎的な部分から、メーカー別のフルートの特徴なども載っている親切な教本といえます。

また、アンブシュアや運指、タンギングなどの細分化した練習が詳しく載っているので、着実に上達できるでしょう。

収録されている曲に童謡も入っているので吹きやすく初心者でも取り組みやすいラインナップになっています。

初級者向け

音も出せるようになり、指もほとんど覚えてきたという方にはこちらがおすすめです。

◆アルテフルート教則本 第一巻/JFC

アルテフルート教則本 第一巻/JFCフルートの老舗教本といえる一冊です。古くから世界中で愛用されています。

構え方や運指などの基礎的なことも載っていますが、フルートを奏する上で必要なトレーニングが難易度を上げながら進められていきます。

半分ほど進めるとデュオの曲が各調で出てくるので、自分の先生や同級生、友達と一緒にやると楽しい練習になるでしょう。

◆フルート教本 導入編/ドレミ楽譜出版社

フルート教本 導入編/ドレミ楽譜出版社こちらも古い教本ですが現代でも広く使われるほど、わかりやすい内容となっています。

フルートを奏す上で必要なテクニックを広く知られた曲を活用しながら鍛えられるので、集中しやすい教則本といえます。

また、音楽をやる上で大切な「譜読み」の能力も向上できるような内容なので、吹奏楽やオーケストラをやっている方にもおすすめです。

◆トレバー・ワイ フルート教本1/音楽之友社

トレバー・ワイ フルート教本1/音楽之友社こちらの教本は「音づくり」に特化した一冊となっています。 他の教則本と並行して進める方も多くみられます。

「この教本を始める前と後では音が明らかに違う」という感想も見られるほど、音づくりを極めることができる教本です。

初級者はもちろん、音に悩みを抱える方は一度試してみる価値があるといえるでしょう。

中級・上級者向け

一通りの奏法はクリアしたけれどまだまだ鍛えたい、という向上心を持った方はこちらをご覧ください。

◆タファネル&ゴーベール:17のメカニズム日課大練習/ルデュック社

タファネル&ゴーベール:17のメカニズム日課大練習/ルデュック社運指や速いパッセージの練習にはこちらが欠かせません。 この教本を使ったことのないフルート奏者はいないんじゃないかというほど有名な一冊です。

24調を使った音階練習や、やりにくい運指に特化した練習などがたくさん詰まっているため一冊終えても何周もやりたくなります。

暗譜して日課練習に組み込んでいる方もたくさんいます。

◆フルートテクニックの総点検(チェック・アップ)/シンフォニア

フルートテクニックの総点検(チェック・アップ)/シンフォニア だいたい難なくこなせるようになってきたけれどより技術を向上したいという方はこちらがおすすめです。

基礎的な教本にはない難しい練習もたくさん組み込まれていますが、どのようにどういう目的で奏するべきなのかが説明されているので更なるステップアップには最適です。

現代奏法(特殊奏法)を使った練習もありますので、興味のある方は一度手にとってみては?

おわりに

ご紹介した通り今では写真やDVD付きのわかりやすい教則本がたくさん出版されていますので、このような本を活用して独学で上手くなることも十分に可能です。

その上で大切なことは、自分の弱点を見極めてそこを少しでも克服していくことにあります。

教則本はまずは一通りやることで上達が見込めますが、何度も何度もやり込んでいくことも技術向上の鍵となります。

自分のやりやすい教則本を見つけて少しでも上達していってくださいね。

ゆっふぃー

某音大卒業のフルート吹きです。普段は小さな会場で演奏活動を行ったり、教えたり、コンテンツ制作のお手伝いをしたりしています。 漫画が好きでほぼ毎日読んでいます。 使用楽器はムラマツの14k Gold(9k mech.) SRです。

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