チューバのオススメ教則本
さいくろん
チューバ暦30年。社会人吹奏楽団と管弦楽団で活動中。 アマチュアのボランティア活動として、小中高校での練習もサポート中です。
このページにたどり着いた皆さんは、日々チューバの練習を頑張っていることでしょう。
「早く先輩達に追いつきたい」とか「もっと上手くなって、ソロコンテストで入賞したい」など、様々な理由で練習に燃えているかもしれませんね。
ここでは、そんな皆さんに対してお勧めの教則本や曲集をご紹介します。 なお、この記事では、初心者向け、初級者向け、中級・上級者向けに分類分けして教則本をご紹介しています。
これは私の独自の判断で分けたもので、厳密な基準はありません。ひとつの目安として考えてください。
初心者向け
チューバの練習を始めたばかりの人にお薦めします。 チューバの扱い方や構え方、音の出し方など、基本的なテーマが分かりやすい言葉で解説されています。
◆パワーアップ吹奏楽! チューバ
パワーアップ吹奏楽! チューバ池田幸広先生(NHK交響楽団チューバ奏者)によるチューバ入門書です。
チューバの種類や歴史に関する解説もあります。
初めてチューバに触れる初心者にも、チューバに興味を持ってもらえるでしょう。
初心者の皆さんが、いざ練習を始めるときに最初に戸惑う「チューバの扱い方」や「構え方」から解説されています。
また、「お手入れ方法」など、改めて説明を求められると意外に答えられないテーマにもページが割かれていて安心です。
呼吸法・ロングトーンなどの基礎的練習方法は勿論ですが、大きな音と小さな音、高い音と低い音の吹き分けなど、すぐにでも知りたいテーマが解説されています。
さらに、「合奏に役立つ主な音楽記号」も解説されています。楽譜を眺めながらの下調べにも利用できます。
◆チューバ教本 (管楽器メソード・シリーズ)
チューバ教本 (管楽器メソード・シリーズ)
長年ヨーロッパで活動してこられた、稲川榮一先生による入門書です。
初めてチューバに触れる人にもわかりやすく、噛み砕いて記されています。
楽器の構造など、初歩的なテーマに始まり後半は多くの練習曲も掲載されています。
楽譜に不慣れな人が戸惑うことが多い、付点4分音符や16分音符についての解説もページを割いて掲載されていることが嬉しいです。
しかも、リズムを理解し練習できるように、誰もが知っている有名な曲を練習曲として活用しています。
全体をとおして30曲以上の楽曲が掲載されており、初心者が楽しく取り組める名曲集としても活用いただけます。
(掲載されている楽曲の一例)
聖者の行進、大きな栗の木の下で、ぞうさん、荒城の月、ロンドン橋などが、掲載されています。
初級者向け
童謡など「シンプルなメロディなら演奏できる」くらいに、上達してきた人にお勧めです。
「初心者向け」の教則本と比べて、内容が高度になり練習テーマも広くなりますが、それだけ「取り組み甲斐」がある内容です。
◆アーバン/プレスコット: チューバのためのファースト・アンド・セカンド・イヤー
アーバン/プレスコット: チューバのためのファースト・アンド・セカンド・イヤートランペット向け教則本の定番、「アーバン金管教則本」に掲載されているメソッドから、選りすぐりの練習テーマを抜粋し、ヘ音記号での記譜に直したものです。
教則本のタイトルのとおり、チューバを始めた最初の年と2年目の奏者を意識して編集されたと思われます。
ロングトーン、シンコペーション、スラー、スケール(音階)、半音階、ダブルタンギング、などのテーマの練習曲が豊富に掲載されています。
スケール練習に割かれているページ数は比較的豊富で、吹奏楽で演奏されることが多い調性についてはほとんど網羅されている印象です。
一方で、オーケストラを中心に活動している初級者にとっては、掲載されている調性に関して、物足りないかも知れません。
全体的に「浅くても広く、厳選された練習テーマ」がピックアップされています。
しかも、コンパクトに凝縮されて、価格も手ごろですから、初心者レベルを卒業して本格的に練習を始めたい生徒や、多忙な社会人には、たいへんお勧めの一冊です。
あえて欠点を挙げるとすると、練習時間が潤沢にあり、上達してきた生徒にとっては、次第に難易度が物足りなくなる恐れはあります。
◆ブラゼヴィッチ: チューバのための70の練習曲集 第1巻
ブラゼヴィッチ: チューバのための70の練習曲集 第1巻
タイトルのとおり、70曲の練習曲がまとめられたものです。あくまでも練習曲集ですので、「美しいメロディを集めた名曲集」ではありません。
楽曲中に指定された音の強弱、アクセント、スラー、スタッカートなどの吹き分けの訓練に役立ちます。
アーティキュレーション練習の目的で取り組むと、効果的でしょう。
楽曲の調性は、吹奏楽のみならず、オーケストラでの演奏機会の多い調性も、バランスよく掲載されている印象です。
上でご紹介した、「チューバのためのファースト・アンド・セカンド・イヤー」と、この「ブラゼヴィッチ」を併用して練習すれば、基礎的演奏技術に加えて、表現力を高めることが期待できると思います。
(なお、ここで書いた「表現力」とは、「楽譜に指定されたアーティキュレーションを吹き分ける力」という意味で用いています。)
◆チューバ ポピュラー&クラシック名曲集 【ピアノ伴奏譜+カラオケCD付き】
チューバ ポピュラー&クラシック名曲集 【ピアノ伴奏譜+カラオケCD付き】
おすすめ楽曲のページでも紹介していますが、初心者から初級者の皆さんが、チューバのメロディ演奏に楽しく取り組める名曲集です。
・ホール・ニュー・ワールド / 映画『アラジン』より
・ねこバス / 映画『となりのトトロ』より
・もののけ姫 / 映画『もののけ姫』より
・ロンドンデリーの歌
・ママがサンタにキスをした
など、有名なアニメーションのテーマや、歌謡曲、童謡など、誰もが一度は聴いたことのある、親しみやすいジャンルの楽譜が、多数収録された名曲集です。
初心者や入門者の練習曲として、また、ソロ演奏発表会の選曲にも利用できそうです。
中級・上級者向け
ソロコンテストで入賞を目指したい。
音大や音楽科に進学したい。
という高い目標を掲げている人に向けた教則本です。 初心者の方にとっては、「いつの日か、取り組んでみたい教則本」とも言えるでしょう。
◆Arban Complete Method for Tuba
Arban Complete Method for Tuba
上に紹介している「チューバのためのファースト・アンド・セカンド・イヤー」と同じくトランペット教則本の定番、「アーバン金管教則本」に掲載されているメソッドを、ヘ音記号での記譜に直したものです。
「ファースト・アンド・セカンド・イヤー」よりも、練習曲数も豊富で、幅広く、深く練習をしたい方にお勧めです。
単純にページ数だけで内容を比較できませんが、「ファースト・アンド・セカンド・イヤー」は、私の手元にある教本で総ページ数は51ページです。
一方、Arban Complete Method for Tuba の総ページ数は、堂々の333ページもある分厚い教本です。
手に持ってエチュードを眺めているだけで、自分がものすごく上手になったかのような錯覚に陥りそうです。(笑)
Complete Methodは、シンコペーション、スラーに割かれているページ数も多く、各テーマ毎の後半には難易度の高いエチュードが掲載されています。
スケール(音階)、半音階は、オーケストラで演奏されることの多い(♯が多い)調性も比較的豊富に掲載されています。
また、「ファースト・アンド・セカンド・イヤー」に未掲載の、トリプルタンギングや装飾音符に関するエチュードも掲載されています。
教本後半には、デュエット曲や、難易度の高い独奏エチュードも掲載されているので、この教本が一冊あれば、殆どの練習テーマに取り組めるように思えます。
ただし、一点だけ注意点があります。 移調の関係で(?)、「ファースト・アンド・セカンド・イヤー」とは異なる調性で著されています。
つまり、「ファースト・アンド・セカンド・イヤー」から教本をステップアップしたときに、同じ練習曲が、異なる調性で著されているので、注意が必要です。
◆Kopprasch: チューバのための60の練習曲集/ロバート・キング社
Kopprasch: チューバのための60の練習曲集/ロバート・キング社こちらも定番中の定番のチューバ教本です。
広く世界中で使用されていて、音大の入試課題として採用されるケースも多いです。
例えば、28年度の音楽大学入学試験で、課題をこの練習曲集から指定した学校(順不動)を示すと、
・東京音楽大学
・東京藝術大学
・昭和音楽大学
・大阪音楽大学
などがあります。(挙げた例は、ほんの一例です。)
基礎的な練習から、より高いスキルを習得したい奏者に向けた練習曲集といえます。
先ほどのArban Complete Method for Tuba と異なるのは、「どのページから初めても良い」編集になっている点です。(どのページから練習を始めても、良い塩梅で難しいです。)
Arbanでは、スラー、ダブルタンギングなどと練習テーマ毎に章節が分かれており、各章のなかでエチュードの難易度が徐々に上がる編集になっています。
ですので、「練習テーマを絞って、集中的に上達を目指す」という使い方のイメージでしょうか。
一方のKoppraschでは、「基本的な奏法の習得を終えている奏者が、更なるレベルアップを目指して取り組む」というイメージです。
おわりに
私がチューバの練習を始めたのは、今から30年以上も前のことです。
当時は現在のようにインターネットが存在しない時代ですから、情報源も少なく教則本も限られていました。
そんな環境下で、私を指導してくださった金管楽器の先生が練習に用いていたのが、アーバン教則本でした。
やがて、チューバ用の洋書のアーバン教則本が手に入り、毎日必死に練習しました。当時の練習漬けの日々が現在の私の糧になっています。
自分の練習スタイルにマッチした優れた教則本との出合いが、皆さんの充実したチューバライフの糧になると、私は確信しています。
良い教則本を見つけて、練習を一緒にがんばりましょう!!
さいくろん
チューバ暦30年。社会人吹奏楽団と管弦楽団で活動中。 アマチュアのボランティア活動として、小中高校での練習もサポート中です。
コメント (12件)感想、指摘系はここに。相談は掲示板に。
チューバを吹いています。マーチで遅れなくなるには、どのような練習をしたら良いですか。
また、フォルテ以上の音などはどのような息使いをしたら良いですか。(ほっぺが膨らんでしまったりする) 2018/07/18(水) 21:44:45
回答が遅れて申し訳ありません。
「マーチで遅れる」は、チューバを練習していると、必ず指摘されるテーマですね。
「遅れる」には、二つのケースが考えられます。
ひとつは、
正しいテンポより、遅いテンポで演奏しているケースです。
これは、英語のSlow に相当します。
もう1つは、
正しいタイミングより、後ろにずれて演奏している(または、そのように聴こえ
る)ケースです。
これは、英語のLate に相当します。
LateとSlowでは、同じ「遅れる」でも、チューバを演奏するうえで、対応は全く
異なります。
●Slowの「遅れる」に対応するための練習例は、
3.正確な発音とテンポ感覚を得るためのタンギング練習のページで紹介しています。
http://suipedia-test.com/contents/part/brass/tuba/basicPractice/
ここを参考に、ゆっくりしたテンポから、速いテンポまで、幅広くムラなく練習
してみてはいかがでしょうか?
シンプルなタンギング練習ですが、メトロノーム1メモリ分のテンポの違いを吹
き分けられるように、あらゆるテンポで練習しましょう。
正しいテンポ感覚を醸成できれば、マーチに限らず、いろいろな場面でkさんの
演奏を助けてくれると思います。
テンポキープは、チューバ奏者にとって命だと私は考えます。
●一方の、Late に相当する「遅れる」は、厄介です。
チューバは吹奏楽の楽器の中で、グランカッサに次いで、二番目に音が客席に届
くスピードが遅い、と言われているようです。
(諸説あるようですが・・)
もともと、他の金管楽器に比べて、音が届く速度が遅いのです。
ですから、指揮者が指定するタイミングどおりに演奏していても、タイミングが
遅れて聴こえることが多いように感じます。
対策としては、
普段から、発音を明瞭にして、音の輪郭をはっきり提示できるように、発音練習
を繰り返し行いましょう。
発音のきっかけを舌に頼らず、音が鳴り始める最初の瞬間から、スピードのある
息で発声できることがポイントです。
suipediaサイト内に、
2.インターバル(音の跳躍)練習 について触れているので、この跳躍練習を、
発音練習として活用しましょう。
この練習のポイントは、口の中の形(舌の位置や下顎の位置)を、日本語の
「ホー」をイメージして発音してください。
アンブシャは、いつもの通りで構いません。
日本語で「ホー」と発音するときには、舌を使わずに発音しているはずです。
チューバで、舌に頼らずに(※タンギングせずに)、吐く息のスピードとコント
ロールだけで、輪郭のある音が出せるか、確かめてみましょう。
スピードの速い息と、コントロールが上手くできれば、輪郭の明瞭な音で発音で
きると思います。
※通常の演奏や、通常のインターバル練習として行なう場合は、タンギングは勿
論いつもどおりに行なってください。
フォルテの発音に関しての質問もいただきましたが、この息のコントロールの練
習は、関連があると私は考えています。
大きく響きのある音で演奏するためには、舌に頼らない、スピードのある息を
使って発音できることが、大切だと思います。
先ずは、上記の発音練習をしっかり行なってみては、いかがでしょうか?
最後に、練習中に指揮者や他のパートから、「チューバが遅れる」と指摘された
のでしたら、"Late"と"Slow"のどちらの「遅れる」なのか確認してみましょう。
意外と、自分が思っていたのとは、別の答えが返ってくるかもしれませんね。(笑)
では、練習をがんばってください。
私もがんばりますね。
1.メンタルの鍛え方
2.リップスラーで、音の移り変わり(特に低音から高音の時)に、ビーってならない。
3.リップスラーで、高音から低音の時に、口の中などをあまり変えないで、移り変わるために。(もぐもぐした感じになってしまいます)
4.タンギングの練習の時にあまり動かない口周りを、マーチなど(音が跳躍?移り変わる時に)では動いてしまいます。(これはどう行った練習をすればいいのでしょうか?)(直そうと、たまにですがインターバルの練習をやってみてはいるのですが、その時ももぐもぐしてます)
5.中学校の時より、音が響かなくなってて、とてもこもった音色になっています。それを変えようとするとビーってなります。
6.息の使い方が悪くて、すぐ息がなくなってしまいます。(お恥ずかしいのですが、ローグトーンで、四分=60で8拍しっかり伸ばせません)(これは吸い足りない、と考えたらよいのでしょうか?お腹の支えがなってないと考えるべきでしょうか。)
7.心臓ばくばくで音が揺れるというのも考えられますが、心臓ばくばくじゃない時もたまに音が揺れます。これは完全にスピードなのでしょうか?[中学校の時は全然揺れてませんでした。今高校二年生ですが、急に揺れ始めたのはちょうど去年(高1)の今頃です][低い音ほど揺れません。その日によって、まちまちなのですが、全然揺れない時もあるし、この音(例えばD.F)は揺れるけど、この音(Es.C)は揺れないなとか、音階で上がっていく時に揺れなかったけど、降りてくる時に揺れる(逆もあります)とか。]
試してはみたんですけど、あまり変わらず、そして先輩もいなくなってしまい、自分の音がしっかりしてないといけない状況で、こんな風になっています。何か良い練習方法や、譜などがありましたら、教えていただきたいです。
あの、ちなみになのですが、個人練習や、パート練習の時間よりも、圧倒的に合奏の時間の方が長いです。(今はチューバパート一人なので、パート練習は特にしなくても良いのですが)
コンクールはお疲れさまでしたね。
先輩方が引退されてしまって、「心細さ」と、「自分が頑張らなきゃ!」とい う、ツバニストさんの強い想いが、文章から、ひしひしと伝わってきました。
私も高校一年の夏休みで、先輩方は引退したので、チューバは、私1人だけに なってしまいました。
だから、ツバニストさんの気持ちは、自分のことのように想像できます。
質問に対して、私の知識では、全てを答えられないかも知れませんが、私なりに 頑張ってお答えしますね。
質問のなかにメンタルの鍛え方と、ありますが、これが一番厄介ですよね。
私も、体育祭の入場マーチの演奏で、テンポが突っ込んだり、遅れたり(Slow) して苦労しました。
毎日、ものすごく凹んでいました。
メンタルの鍛え方は、私にも正解は分かりませんが、私の経験談をお話します。
私は、メンタル(気持ちが凹むこと)は、圧倒的な練習量をこなして演奏に自信 をもつことで、乗り越えました。
今でも、ソロコンに挑戦する生徒さんをサポートするときは、上手に吹けるよう になる事以上に、圧倒的な練習量で、自信を付けてもらえるように心がけています。
ツバニストさんは、中学からチューバを吹いているようですので、譜読みやリズ ムが分からず、まごまごしているということでは、なさそうです。
質問にお応えするにあたり、もうすこし、ツバニストさんのことを理解する必要 がありそうなので、こちらから、いくつか質問をさせてください。
回答になっていませんが、よろしくお願いします。
●今回のお願い
質問1
ツバニストさんが、行なっている基礎練習の概要や、使っている教則本を教えて ください。
質問2
ツバニストさんが使っている楽器とマウスピースの番号を教えてください。
例 ヤマハのロータリーB♭チューバ・・・
質問3
ツバニストさんからいただいた質問で、音が揺れるとありますが、これは、音程 がうわずったり、ぶら下がったりする、という意味でしょうか?
質問4
打楽器パートには、一緒に練習を付き合ってくれそうな同級生(下級生でも勿論 良いけど)は、いそうかな?
以上です。
質問に質問で返して申しわけありませんが、なるべくツバニストさんに寄り添っ た回答ができるように、努めます。
では、!
質問1について。
B♭-dur、B-durのロングトーンを4分=60あたりで一オクターブの範囲でやる。次に、この二つの調のスケール。(テンポ66〜100あたりまでです、八分音符のスラー、スタッカート、アクセント、テヌート。3連符「ドレミ.レミファのように」。8分と16分二つの、タンタタタンタタを3連符の時と同じように。16分2個と、8分1個の、タタタンタタタンを同じように。それぞれ、一オクターブ(3連符からは二オクターブ分)やってます。
これが終わった後に、時間が余っていれば、曲で使う調を同じように。(でも結構省略しながらなどをしたりします)
これらの後に、リップスラーとをたまにやるくらいです。一オクターブの範囲内でですが。いつもはこれでもまだ足りなくて、もっとやりたいんですけど。
使っている教則本探はありませんが、持っているのは、3Dと、赤いやつです(デイリートレーニングから始まるやつです。名前出てこなくてすみません)
ヤマハのロータリーB♭チューバ。
マウスピースはBachの確か24Wだったはず。(これ明日確認してきます)
質問3について。
音が揺れるのは、ピッチが上ずっているとかではなく、ワンワンワン、みたいな感じで、(伝わってますか?)たとえ的には、ビブラートをやってるような感じです。(毎回なってるわけではないんですけど)息が安定してないのかな?って思ってます。どうすれば良いかはわかりません。。。安定するようにしようとすると、音が変になる(ビーって感じ)
質問4について。
打楽器には同学年しかいないのですが、正直言って、いません。気が合わないのもそうなんですが、パーカッションの人遊んでたりしてるので。よくわからないです。(これは先生がっていうのもあるのですが……。)強いて言うなれば、ユーフォも同学年が一人いるのですが、ユーフォならやってくれるかもしれません。(ただ、顧問に見つかったらとか、初めからユーフォチューバでやっているとかなるとあとあと少し恐ろしいです。個人的にはユーフォチューバでやった方が良いのかなっていうのと、パーカッション、チューバでやったほうがいいのかなって思う二つがあるのですが、やっぱりパーカッションの方が良いのでしょうか?)
あ、後付けになってしまい申し訳ないのですが、私の学校は、少子高齢化により、来年は小編成に出るかもしれません。今一二年生だけで十九人ですので。(一年生が少ないです)(あ、あと男子も二人と少ないです。)
マウスピースは明日確認してきます。
よろしくお願いします!!!
私の説明力がなさすぎて、伝わんなくてすみませんでした。不明な点などありましたら、またその度に書いていただけるとありがたいです☺️
本当であれば実際に聞いていただいたり、見ていただいた方が良いと思いますが……
すみません!
よろしくお願いします。
すいません。全然違いました!使っているマウスピースはミラフォン チューバ23です。
なんでバックとか言ったんだろう 2018/08/02(木) 07:41:16
ロングトーンなど、基礎的な練習は、限られた練習時間ながら毎日行なっている
ようですね。
音が響かなくなった。
息が足りなくなり、充分な長さで音を保てない。
音が揺れる。
などなど、多くのことで困っているようですね。
私には、充分な息が吸えていないことが、原因の1つのように思われます。
いまさら?と思うかもしれませんが、
●体に余計な力が入っていないか?。
●気付かない間に、演奏フォームが崩れていないか?
という2点をチェックしてください。
具体的には、
上半身と首が、左右に傾いていたり、回転していないか、確認しましょう。
また、顎が閉まっていないか?(マウスピースの角度が、必要以上に下向きに
なっていないか?)チェックしてください。これは、適切な高さで楽器を構えら
れているか、というテーマとも関連があるでしょう。
【自然な演奏フォームを得るために】
対策の1つとして、構えたチューバが滑らないように、滑り止めのシートを、適
当な長さに切って使うことを、お勧めします。ホームセンターで売られている、
安価なカーペット用の滑り止めでOKです。
(一例です:他の品でも構いません)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00PA1HON0/ref=asc_df_B00PA1HON02467902
一枚のシートを、両ひざにかけて使っている生徒さんもいますし、私の場合は、
右ひざにのみ使っています。(楽器のベルが右向きだからです)
楽器の重さを足でしっかり支えられるので、左腕の負担が解放され、自然体で演
奏できるでしょう。
また、楽器を深めにも浅めにも構えることができるので、マウスピースの高さを
適切に調整できるはずです。
自然体に近い演奏フォームができれば、沢山の息を吸い、スピードある息をキー
プできるかも知れませんね。
●口腔のもぐもぐ問題
口腔内の顎の位置や舌の位置、マウスピースを当てる角度は、低音域と高音域を
演奏するときには、自ずと変わると私は考えています。
念のため、楽器を構えたときに、楽器と体との距離が、離れすぎていないか、確
認しましょう。
楽器が体から離れすぎた演奏フォームでは、マウスピースを唇に当てる角度を柔
軟に変えることができなくなります。
結果的に音の跳躍が行ないにくくなり、音が変わるときに無理な力を加えている
恐れもあります。
(補足)
発音後(音が鳴り始めてから)に、口腔の形やアンブシャが変わっているようで
あれば、別の問題です。
場合によっては、その癖は修正する必要があるかもしれません。
●音が揺れる問題
演奏中に唇を緊張させすぎている(力を入れすぎている)ということはないで
しょうか?
試しに唇に与えるテンションを、少しだけ緩めて音を出してみましょう。
意識すれば音が揺れないようですから、演奏する音価を半分にしながらロング
トーンしてみましょう。(2小節間→1小節間→2分音符×2回)
●練習パートナー
打楽器とチューバは、車の両輪と同じなので、「練習を一緒に行なうパートナー
がいればいいな」と思ったのですが、必ずしも、打楽器と一緒に練習しなければ
ならない、ということではありません。
自分の音をしっかり聴きながら、目的を明確にして取り組めれば、1人で練習し
ても勿論大丈夫でしょう。
練習時間の関係で、個人基礎練習に充てる時間には、限りがあるようですが、今
行なっている練習の目当てを考えて、ひとつひとつ、大切に行なってみましょう。
1人で苦しい時期かもしれませんが、内容の濃い練習で、秋のシーズンを乗り越
えていきましょう。
ツバニストさんの今後の活躍を祈っています。
顎はどれくらいだと良いのでしょうか(普段の生活くらいの引き具合であれば良いということで良いですか?)
滑り止めのシートは以前言われたことがあって、シートじゃなくて、シール(車に置くような滑り止めのシート)を使ってましたが、今使ってません。どれかよくわからなくて(楽器を傷つけるようなやつもあるよな……とか考えてしまってて)カーペット用の滑り止めですね。買ってみます。
楽器と体の距離とあったのですが、それは普通に座った時に自分が楽器を迎えに行く必要がないような状態が適切と捉えてよろしいのでしょうか?
あ、補足の場所の、発音後にアンブシュアが変わってます。(特にFより下の音を吹くときに、最初の音を出す時と、音出し始めてからの口が変わります)(多分なのですがタンギングの際に、舌を下に移動させすぎてるのではないかと思います。この方向で直していってもよろしいでしょうか?)
今の時期は基礎に集中できるので(曲もありますし、披露の場もありますが)、内容の濃い練習を心懸けたいと思います。
最近先生も変わりつつありまして、チューバはスピードもっと!というより、一定の圧をかけていくような感じだよねー。と言ってました。これは正しいでしょうか?
本当にありがとうございます(質問に答えていただけるとありがたいです)(確認の意味を込めてといいますか…)
最後の最後に色々すみません。
本当に助かってます!これから頑張ります!
ありがとうございました!
補足の場所の、アンブシュアは自分は変わってると思います。特にFより下の音を吹くときに、吹く前と後ではトゥオーといった感じ(トゥで発音して、オーの時に伸びているような状態です)になってます。これはオーの方で初めから吹けるようにした方が良いですよね?ロングトーンに関しては、二小節間吹いたら、ブレス、一小節間吹いて、ブレスというような感じでしょうか?
最近顧問から、チューバはスピードもっと!とかじゃなくて、一定の圧だよねー的なことを言われました。一定の圧と、スピードもっとの違いとはなんなのでしょうか?
今の時期は、自分の音をまずしっかり聞いて、内容の濃い練習をして、もっと上手くなれるようにします!
ありがとうございました(以上の質問?確認?にお答えいただけるとありがたいです)
何度もすみません!
●楽器と体の距離というのは、まさに、自分が楽器を迎えに行く必要がなく、自
然に演奏できる距離です。
楽器の位置に身体を寄せて合わせるのではなく、楽(自然体)な姿勢の身体の位
置に、楽器の方を寄せて欲しいのです。
特にチューバスタンドを使っている生徒さんは、スタンドを据え置く位置が、自
分のヘソから離れすぎている場合、マウスピースに口を近づけるために、腰を必
要以上に曲げる必要があるので、深い呼吸が難しくなると考えます。
また、チューバスタンドを支点にしたときに、楽器の位置がヘソから離れすぎて
いると、楽器の前後の稼動範囲が狭くなるため、結果的にマウスピースと口の角
度を適切に変化させることができなくなる(インターバル演奏が難しくなる)
と、私は考えます。
ツバニストさんは、おそらくスタンドを使っていないでしょうが、考え方は同じなので、適切な演奏フォーム(自然体で演奏できる姿勢)になっているか、再確認してください。
●アンブシュアの変化問題
ツバニストさんの考察のとおり、これはオーの方で初めから吹けるようにした方
が良いと思います。
この練習へのアプローチは、別の方からの質問に回答した過去のコメントでも紹
介しています。
音が鳴り出すきっかけを、舌に頼らず、吐く息のコントロールで、発音とリリー
スをしっかりできるようになりましょう。
(勿論、通常の演奏では、タンギングは行なってください)
●一定の圧と、スピード問題
顧問の先生のご指導主旨は、前後の文脈が分からないので、私には判りかねるの
ですが、どちらも同時に大切だと思います。
息の使い方については、
金管演奏の原理 (クラウド ゴードン)
https://www.amazon.co.jp/dp/4882741121/
という本が参考になりますが、内容がやや難しく、値段も高価なので、図書館に
あればいいのですがね。
なお、この本では、常識と信じられていることが、テーマによっては、ばっさり
と否定されているので、その点は注意が必要です。(私は、この本の内容を支持
しています)
私は、初心者の小学生であっても、ソロコン入賞を目指している高校生であって も、金管楽器上達の鍵は、正しい呼吸だと信じます。
ツバニストさんも、良い演奏フォームと正しい呼吸を意識して、楽しい吹部ライフをエンジョイしてくださいね。
コメント失礼します
チューバのための60の練習曲集/ロバートキング社さんの
基礎本は総ページ数いくつでしょうか? 2021/12/06(月) 21:52:53