コンサートに向けたポスターの賢い貼り方

suipedian

このサイトの企画、制作、保守全般を担当。 音楽略歴:トランペット10年、ピアノ2年 音楽やってる人を応援したい。

コンサートの準備といえば本番当日のこと以外に広報もとても重要です。 もしかしたら何よりも注力しないといけない・・・かもしれません。

なぜならどんなにすばらしい舞台を作り上げても聴きに来てくれる人がいないと意味がないから(>_<)

このページではより良い広報を促すポスターの貼り方や考え方を紹介します。

ポスター貼付の効果と役割!3つのポイント!

この章ではポスターの貼り方と役割、見込める効果をご紹介します。

コンサートやイベントの前になるとポスターを用意すると思いますが、これらがどう作用して集客につながるのか、まずはそれを理解しておきましょう。

お察しの通り、ポスターを見た人がコンサートの情報を知って興味があれば足を運ぶ、という流れです。

ここで重要となってくるのがポスターの貼り方です。 3つの観点からポスターをいかに有効活用するかを考えましょう。

1.目につく(視界に入る)場所に貼ること

まずは基本ですが、貼付するポスターは通行人の目に入る場所に貼る、ということを意識しましょう。

目につく、というのは「あ、何か貼ってあるな」くらいのレベルで大丈夫です。 ポスター初見の時点で、「あれはコンサートの宣伝かな」とわからなくてもいいです。

ポスターと通行人の間に距離があるでしょうし、一発で内容まで認知することは難しいケースが大半です。

それでも

「何か貼ってあるな」程度じゃ,なにも伝わらないじゃない

という声が聞こえてきそうですね。

大丈夫です。その理由はあとでご説明します。

2.目を引くデザインであること

ポスターの広報手法は刷り込みという方法を使う(後述)ので、頭の片隅に残りやすいデザインがgoodです。

つまり風景・背景と同化しがちな色味を使うと記憶に残りにくいです。

例えば、使う色を2色のみに限定するとか複数カラーでもビビッドカラーに絞るなどの工夫をしてみましょう。

同じ内容でも何色を基調にするかで見えやすさ(目の引き具合)は変わります。

3.刷り込み効果を期待できる貼り方であること

  • 1.ポスターを張る場所
  • 2.ポスターのデザイン

ときて、最後は貼ったポスター間の距離の話です。 先ほど「ポスターの広報手法は刷り込みという方法を使う」と言いました。

「刷り込み」というのはもともと生物学用語ですが、この場合なんどもポスターを視界に入れて記憶に定着させる(脳に刷り込む/植え付ける)ということです。

一説ではポスターを目にしてから内容が脳に入る(認知する)まで7秒かかるといわれています。

ですが、通りがかりに初めて見たポスターの前で足を止めてじぃーっと見ることはなかなかしないですよね。

だったら目に入る機会を何度も与えてポスターがなんなのか気になるように少しずつ仕向けましょう。

恋愛でも単純接触の原理とか言いますが、それと一緒ですね。少しの会話でも毎日だと強く継続的に記憶に残ります。

単純な話、↓こういう張り方は連続してポスターを意識させられるので、有効です。 ただ、実際は街に貼らせてもらう場合、このような張り方は難しいですね。

↑この画像は京都のとある地下鉄ですが、地下鉄が地下鉄の宣伝をしているので、こういう張り方ができています。

先ほど「何か貼ってあるな」程度でいいという話でしたが、何度もポスターを目にして本格的に気になる、という段階まで来たらちゃんと足を止めて内容を見てもらえます。

貼付には人員を割くべき その2つの理由!

ではここまででポスターの貼る場所やデザイン、貼り方について説明しました。

次に、貼る際の実際の動き方について触れていきます。 おおよそ、吹奏楽部には広報係・担当の方がいらっしゃると思います・・・が!

ポスターの貼付活動はできるだけ大勢でやりましょう。人数の多さを活かした人海戦術です。

全体をとりまとめ、指示を出したり管理したりするのは広報係の人間でいいですが、実際に貼付するのはできるだけ多くでやった方がいいです。

その理由は2つ。

1.広報意識が全員につく

ひとつは広報意識が全員につくことです。

私自身、中学や大学のころを思い返すとそうなんですが、演奏の練習は頑張るのに広報にはあまり力を入れないという現実がありました。

広報活動の体制が十分に整っていないと、結局本番当日に「お客さん少ないな」と言う羽目になります。 お客さんの動員数は広報の効果とイコールです。

2.短時間で多くの場所に貼れる

ふたつめは単純に多くでやった方が短時間で多くの場所に貼れることです。

ポスターを足で貼りに行くというのはリツイートのアナログ版と言っても差し支えないでしょう。

twitterならタップするだけですが、現地まで「これリツイートして(貼って)もらえませんか?」とお願いしに行くのがポスターを貼るということ。

とにかく本番までの日数をなるべく多く残した状態でたくさんの場所に貼りましょう。

目安としてはどこの街角を曲がっても必ず視界に入ってくるくらい貼れるといいです。 そうすると本気度が伝わるんですね。

ポスターがそれだけ貼ってあるということは人の目に触れる前にその団体が一か所一か所頭を下げてポスターを貼らせてもらいに走り回ったというプロセスがあることの裏返しです。

直接訪問していないとしてもやり取りがあったことは確かです。

タップ一回でできる広報より熱量を感じますね。(もちろんweb媒体での広報も大切です)

おわりに

演奏や企画面に力が入りがちですが、広報は非常に重要です。

企業が売っている商品も、ものによっては原価は微々たるものでその価格の大半は広報費が占めている、と言われています。 化粧品なんかはその最たるものですね。参考

それくらい、どうやって周知させていくかは重大な課題です。 コンサートの成功は

  • ①いかにしていい舞台を作るか
  • ②いかにしてお客さんに来てもらうか

が握っています。

どちらが欠けても満足なコンサートにはならないので、バランスよく力を割いて成功に導きましょう。

ありがとうございました。

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